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モバイルバッテリーの安全な取り扱いについて

こんにちは!株式会社NEGGの長田と申します。

弊社は【MT Charge(エムティチャージ)】というスマートフォン等の充電ができるモバイルバッテリーのレンタルサービスを提供しております。

最近、国内外でモバイルバッテリーの発火や過熱事故が報告される事件が増加しています。これらの多くは製品品質や使用環境に起因するものです。モバイルバッテリーはリチウムイオン電池を搭載しており、その高いエネルギー密度は利便性と同時にリスクも伴います。ここでは、選定時の注意点、使用時のリスク管理、万が一の対応方法を技術的な観点から整理します。

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1. モバイルバッテリー購入時に確認すべき仕様

安全性の低い製品は、内部保護回路の不備や粗悪セルの使用により事故につながりやすくなります。購入時には以下を必ず確認してください。

  • PSEマーク(電気用品安全法適合性):日本国内で販売される電気製品には必須。未表示品は非適合の可能性が高い。

  • 保護回路(BMS: Battery Management System)の有無:過充電、過放電、過電流、短絡保護などの制御機能を搭載しているか。

  • セル品質:信頼性のあるメーカー製セル(パナソニック、LG、サムスン等)を使用しているか。無名セルは膨張や内部短絡のリスクが高い。

  • 外装設計:難燃性ケースや放熱設計が採用されているか。


2. 利用上の注意点 ― 特に高温環境でのリスク

リチウムイオン電池は温度特性に敏感であり、特に40℃以上では劣化や発火リスクが急増します。

  • 高温環境での放置禁止:夏場の車内は60℃を超えることもあり、内部短絡の危険性が高まる。

  • 充電中の熱こもり防止:布団やバッグ内など熱が逃げにくい環境は避ける。

  • 高負荷使用の制御:急速充電や複数機器同時給電は発熱を伴うため、使用環境の温度管理が重要。

  • サイクル劣化の把握:充放電を繰り返すことで内部抵抗が増し、発熱が大きくなる。目安は約500サイクルで性能低下が顕著。

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3. 過熱・発火の兆候と対応方法

リチウムイオン電池が不安定化した場合、「熱暴走」と呼ばれる連鎖反応が起こり得ます。以下の兆候に注意してください。

  • 異常発熱:通常より著しく熱い場合は使用を即停止。

  • 膨張:ガス発生によりケースが膨らむ現象。内部短絡の前兆。

  • 異臭や煙:電解液の揮発による兆候で、直ちに安全な場所に移動させる必要がある。

対応としては:

  1. 直ちに充電を中止し、ケーブルを外す。

  2. 安全な不燃性の場所に隔離する(屋外や金属容器内など)。

  3. 火災に至った場合は粉末消火器を使用してください。水は電解液反応の危険があるため不適。

  4. 処分は自治体の指示に従うか、専門業者に依頼してください。


MT Chargeにおける安全設計

モバイルバッテリーは正しい知識を持って選び、使うことで、より安全に便利さを楽しめます。弊社「MT Charge」のモバイルバッテリーは、すべてPSE認証取得済みであり、内部には過充電防止・温度制御・短絡防止などの多重保護回路を実装しています。さらに、セルには信頼性の高い大手メーカー製を採用し、定期的な点検・メンテナンスを実施。スタンド側のシステムでも充放電状況を監視しており、異常検知時には即座に利用を停止する仕組みを備えています。

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これにより、ユーザーの皆さまが安心してモバイルバッテリーを利用できる環境を提供しております。

📩 お問い合わせはこちら → [https://www.mtcharge.jp/join]


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